この前、久し振りに女性から電話がかかってきまして。ビックリしました。
私の携帯にお袋と嫁さん以外の女性から電話なんて、まずかかって来ませんからね~σ( ̄∇ ̄;)。
で、その方は女性でありながら大工さんしてる人なんです。けっこう筋金入りの。
(イメージ映像)
石川県の、建築組合青年部の主催する「鉋(かんな)削り大会」なんてのにも参加して、堂々の3位レベルの成績を出したり、2級建築士を取るんだ!って試験受けたり。
(「女にしておくには勿体ない!」なんて変な誉め言葉が、私を含め周りの評価です。)
で、その彼女が今度は「一級技能士」を受けたいとの電話でした。う~む。
私、何年か前に建築組合の、世話役をさせて貰ってた時期がありまして、その頃に若い大工さんは技能士を取ろうぜ!なんてちょっと活動してたもんですから。
まぁ、こんなんです。
学科の試験と、6時間程の実技試験をクリアすればいいんですけど、私2回目でようやくかかりました。だからとっても難しいんですっ!
え?俺は1回でパスした?σ( ̄∇ ̄;)あ~…正直申しますと、わたすの周りの若い大工さんは、ほとんど1回でパスしてましたщ(゜▽゜щ)ガビーン。
ちなみにこれは、ずい分前の試験内容です。最近のは知りません。
屋根の出角の部分をまぁ…造った訳ですね。(でも、一生に一度も造る事の無い、振れたる木っていう難しい仕事になってます。)
で、どうして彼女が技能士を? この資格がなければ出来ない仕事は滅多に無いです。(タマに有りますケド。)つまり無くても、困らんのです。周りの若い男の大工さんでも、そう言って試験を受けない人が、いたくらいで…。
つまり…彼女は「認めてもらいたい」んではないかな…と。 それって私が技能士を取った動機と、そう変わらんです。
少しでも高い日当を稼げるようになりたい!難しい試験をパスしたら、親方も少しは認めてくれて…なんて。
( ねぇねぇ、人間も大変みたいよ。)
日当を聞いたら、やっぱ可哀想でした。そして、その親方の元を離れてヨソに行ってしまいました。
卵が先か鶏が先かの話ですけど…大工道具にまわせるだけの稼ぎの無い大工は、「廃業」の文字がついてまわります。
他の大工さんとレースにならんですから。
負のスパイラルに入ったら最期、仕事の評価も「遅い」「汚ない」「もう、いいです」と、二度とお声はかかりません( ノД`)…。 (まぁ、どの仕事もそうしたものでしょうが。)
(そうだ!どの仕事も同じだゼ~ット!!)
そこで私思うのは…
いつでも一人だけでも仕事が出来るように(技術はもちろん)道具をまず揃える事ですね~!
それこそ資格が有るより、親方にはアピールになると思うんです。
大工道具を揃えるって、それなりの覚悟が要りますから。(100万円くらいは必要のハズ。)更に親方の無い道具を買って、貸してあげるくらいになれば…。
(まぁ、つまり早く親方を離れて一人立ちするって事ですよね。)
でも、やっぱお金が無いと出来ない( ノД`)…。 (みんな生活費で手一杯なのに何を言っているんでしょ?アホなのかしら私…?)
(アタイだって、生きていくだけで精一杯だも~ん!)
し、しかも…他人事ではなくて、明日は我が身?
(利益の出ない仕事は、さっさと撤退しろ!by お仕事の神様щ(゜▽゜щ)ケケケ!)
大丈夫!!人間、真剣に前向きにやっていれば少しずつ成長するさ…!!
そしてブログでもそうだけど、人気のある人や力のある人と「お知り合い」になって頂くのがなによりなのよね~!!
(それでもダメそうなら、違う職を考えましょう(´Д`)。私も何回「職安」に行った事かしら…。)
※写真画像 ぱくたそフリー画像および はてなブログ「ネコづくし」http://bunbunmaru.hatenablog.com/entry/2016/01/09/165515より、画像お借り致しました。