(私が「もののけ姫」です…❤)
さて、もうすぐ?5月の3連休~っщ(゜▽゜щ)!
私の住む、石川県の七尾市で、
「青柏祭」(せいはくさい)
っていうお祭りがあります~(´Д`)!

日本一大きな山車(だし)が3基も街中を動き回るんですよね~щ(゜▽゜щ)オォ~!

高さが12メートルもあって、重さも20トン!
で、この1,000年以上続くこの青柏祭を~
「100倍楽しむ為の、お勉強会❤」
ってのをやっちゃいますが、どうですか~?って、フェイスブックで案内がありまして~

私、地元民でありながらこの「青柏祭」の事を…なぁ~んにも知りませんので、参加して来ましたんですの…(´Д`)❤
場所は、例の「御祓川大学」(みそぎがわだいがく)さんですね~!

インターンの学生さん達と、我らがゴッド姉ちゃんこと、森山奈美さんに、私を含めて生徒さんがチラホラ。

「さてっ、七尾市に住んでるんだから、青柏祭の事をもっと知らなくちゃね~!」
と、数年前にテレビで放送された「青柏祭のすべて!」(byダイドードリンコ)を録画したDVDも観ながら…森山先生の講義が始まりました。

「そもそもね~「青柏祭(せいはくさい)」って、柏(かしわ)の木の葉っぱから来てるのよね。」
へっ!? あの柏餅のかしわですか?
「そうよ…。柏の木の葉っぱって枯れてしまっても、次の新しい若い葉っぱが生えてくるまで落ちないのよ。 なんだか命の繋がりを感じない?」
な~るほど…それって子孫繁栄、縁起のいい葉っぱってわけですか…。

近年は5月の3連休にその「青柏祭」をしてるんだけどね…
以前は5月の中頃の、決まった日にしてたのよ。曜日は関係なく…ね。
つまり、旧暦4月の「申(さる)の日」に行ってたの。
それはもちろん意味があったんだけど…
私のお父さんが、
「この催事には、人手がかなり必要だから5月の連休にしよう!!」
って半ば強引に代えちゃったのよね~!

えっ…!? そ、そんなことしたら…祟りがあるとかって、騒ぎませんでしたか?

そりゃ、あったわよ…。
無言電話とか、「バカ野郎!」っていう電話が鳴りまくったわ。だけど、仕方ないじゃない…
人手がいる催事なんだから。

時代に合わせて、祭りも変えていかにゃならん。そういうもんだ。

大きいお祭りですからね…。に、しても「申の日に…」ってなんかいわれが、あったんですか?

ん?あんたそんな事も知らんのか?
大地主神社(おおことぬしじんじゃ)、いや正しくは…「山王神社(さんのうじんじゃ)」(注1)の神様は大ヒヒやったんやそうや。
で、人身御供(ひとみごくう)をしとったって話だな。
いわゆる「生け贄」や。
毎年若い14、15歳の処女を捧げとったらしい。

そんな…ただの昔話ですよね?生け贄だなんて…

今の時代の価値観を押し付けたらいかんぞ…
その時代には、その時代の考え方…どうしょうもならん背景ってもんがある。
集落同士の争いを避けるために、乱交をしとったという歴史も、どこそこにはあったらしい。お互いに血と血を交ぜる訳やな。今の時代なら、大問題じゃろうがな。
で、その「申(さる)」じゃが…大ヒヒの神様ってのは、どういう訳か悪い奴やったんやな。だけどそういうのに限って力がある…。
それまで皆、大人しく生け贄を差し出しておったんじゃが…

「ゲゲッ!!うちの屋根に「白羽の矢」が刺さっとる!うちの娘を差し出せとのお告げじゃ!」
いややいやや…絶対に嫌じゃ。
うちの可愛い娘を差し出すのだけは嫌じゃ~!
と、その父親は考えたそうじゃ。
そうじゃ…大地主神社に忍び込んで、なんか
やりようがないか調べてこよう!!

父親は、真夜中に神社に忍び込んで
息を潜めました…。
やがて真夜中になり、聞こえてきた声は…
神様(大ヒヒ)の呟きでした。

グフフ…今年ももうすぐ生け贄がくるわい…
うまいこと越後のしゅけんにも見つけられずに済んだし…いいこっちゃ…❤

(なに…?越後のしゅけんだと?)
父親は「越後のしゅけん」という言葉を頼りに、すぐさま越後に向かいましたが…
残念ながら…全く手懸かりはつかめず
そうしている内に、
いよいよ明日が生け贄を差し出す「お祭りの日」になってしまいました。

「も~う、駄目じゃ~! 娘よ、堪忍してくれ~!」
そう、諦めた時でした。

「おう、ワレー!
しばらく前からオレの事探しとるやろ? 何の用事やぁ?」

へっ…!? あ、貴方様がもしかして「越後のしゅけん」様ですか…?
「イカ~にも~タコ~にも!」
実はかくかく然々で…私の娘が…

「なにい~っ!?奴は七尾におったんか!こざかしい奴め…。」
ああ…もっと早くにお会い出来ておれば…
しかし残念ながらもう…時間がございません…。

ふんっ!ズベコベ言わずに背中に乗れ。あっという間に七尾まで走ってやるわ!

奴等はもともと3匹いたのを、このオレが2匹食い殺してやったのさ!
まさか最後の奴が七尾に隠れてたとはな…
でも、安心しな…オレがそいつも食い殺してやるぜっ!!
野を駆け山を越え、海を渡り…しゅけん達は、「あっ!」という間に七尾に着きました。
生け贄の娘の代わりに、篭に入れられたしゅけんは、その日の夜中に存分に暴れ…

3匹のうち、最後まで生き残っていた大ヒヒを

大死闘の末に息の根を止め…

しかし残念ながら…自分自身も事切れたのでした…

「ああ…しゅけん様…。私の為に死んでしまわれた…!」

本当にありがとうございます…。
私も、この七尾の人々も…永遠に貴方の事を忘れません…。

ただ、貴方の居なくなった今…3匹の大ヒヒの祟りが怖いので、山王神社に3基の山車を毎年奉納します。

そして、子孫の繁栄にも頑張ります。きっと七尾を繁栄させます!
私、10人くらい子供を産みますぅ~!

…と、いう言い伝えじゃ。
(諸説ありますが…(´д`|||))
この話にどんな意味があるのか…。
実は、何らかの実話を「昔話」にしたてたのかもしれぬ…。しかし、どうあれ七尾には「青柏祭」を人生の中心に据えている人も少なくない。
実際、江戸時代から明治に代わる年に…時代の混乱の中で「青柏祭」が行われなかった訳だが…
その責任を負ってなのだろうが…
山王神社の神主様が「切腹」したという話があるくらいやからな…。
とぉ~~、以上が「青柏祭」の入門編です~っ!(注 実際はローカルな話題が多かったです。実際と多少かなり違ってたりします!だって全部覚えてないですもの~(´Д`)。)
で、来週はなんと、山王神社の宮司様が、講師に来られますよ~!
なんてったって、あのロサンゼルスオリンピックの障害物リレーの日本代表になったって方なんですよね~❤
ただ者じゃないのよっ!本当に!
で、「なんで青柏祭は、こんなに面白いのか~!?」って、内容でお話して頂けますぅ!
良かったら聞きにきて下さいね~!!
注1 Wikipedia等には、山王神社…正しくは大地主神社の事。と、記載されてますが…宮司である大森さんによると、実は正しいのは「山王神社」なのだそうです。

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※写真画像 七尾市「青柏祭」 御祓川大学校内撮影 使用許可済み
「もののけ姫」監督 宮崎駿 スタジオジブリ コスプレ写真 カナダの女性http://pararium.com/archives/1031061291.htmlより。その他モロモロと、引用させて頂きましたm(__)m。