今回で2回目を数える、御祓川大学の「青柏祭を100倍楽しむための勉強会」!
「皆さん、定刻に遅れて申し訳ありません!では早速始めます。」
大森宮司さんは、そういうと自身が作成したプリントを手早く配り、日本人離れした高い身長に、長いアンヨの抜群のスタイルで、壇上に立ちました。
実は大森宮司は、石川県の「星稜大学の先生」をされています。
パソコンをちゃちゃっと使い、映像と文章をプロジェクションしながら説明をされます。
さすがに慣れたものです。(本人画像の使用許可を得るのを忘れましたので、やむ無くマイケルさんのお顔を使わせて頂きますm(__)m…)
え~皆さん…いきなりですが、なぜ祭りは面白いのだと思いますか!?
先生は、唐突にそう切り出しました。
しかも、なぜ日本は御輿(みこし)等を担ぐお祭りが多いのか?とも。
「ええっ!?日本人ってそんな事するの~!?」「なんの為に?」
それは日本が担ぐ文化だからさ!
脚の長さや、筋肉の配分からいって日本人は担ぐ事に関しては世界トップクラスの体型をしてるんだよ。
脚の長いアフリカ人は、脚の長さを生かして一日中走り回るようなお祭りをするし…
上半身の筋力が発達してる欧米人は…マッチョなお祭りが多いのかな?
そう言って、先生はプロジェクターに3人の後ろ向きの裸の成人女性が並んだ映像を見せました。
ギャハハ~ッ、お尻が3っつ~!!
この写真は、黒人、白人、日本人の脚の長さを見て頂くものです。ご覧の通りお尻の高さがこんなに違いますね。
ま、実際は大抵男性がお神輿を担ぐんですから…わざわざ女性のお尻を見せる必要は無いんですけどね…
先生はそう言って笑いました。
日本人のお祭りに、担いだり引っ張ったりするのが多いのは、単純にそれが得意だからですね。
さらに祭りってのは、大がかりな「大人の遊び」をしているとも言えるんです。
神様をダシにして…非日常の世界を作り出して、はじける。 如何に「非日常」に出来るかがカギなのです。
大きな山車を作り引っ張る事も、提灯のお化けみたいな奉灯を担ぐ事も
全ては「masquerade」(乱痴気騒ぎ)の為にあるんですね。
(七尾市のでか山)
で、例の聖火台を奉灯に乗せちゃえば、面白い事になるんじゃないかって提案書書いてましてね…。
に、してもあの「小保方さん」の一件から、予算頂くのが難しくなりましてね~
大森宮司さんはそう言って、また笑いました。
ねぇパパ… 能登半島って、凄い過疎なんでしょ?お祭りったって、人が居ないと出来ないんだから…殆ど消えて無くなっていっちゃうんじゃないの?
うん、確かに人が減っているのは確かなんだけど…
どういう訳だか若い衆は意外に元気なんだよね。どっちかと言えばある年齢層より上の人達が「もう止めちゃえば?」とか、「予算を市から貰わないと!」とか言ってるんだよね。
粋じゃないよなぁ~って、私いつも思うんですよ。その年齢層の人達がね。若い衆は、隣の集落の祭りを助けたり逆に助けられたりして足りない人数を補ってるとこもありますよね。
若いってのは、本当にいいやね。怖いもんないからね。オレもそんな頃あったしね。
ただね、どういう訳だか1,000年を越える歴史の「青柏祭」がフレキシブルに変化を受け入れてるって、私は見てるんです。
逆にフレキシブルさがあったから、1,000年続いているのかも知れませんけどね。
ちょっと難しい事言いますけど、お祭りには
集団集約的機能と、
アイデンティティ確認欲求充足機能
があると言われます。
例え小さなお祭りでも、それなりの人手が必要ですし準備や練習の期間も必要なので、集落や町単位での連携が必要なのですけど…
それ以上に田舎では、普段の水田の管理(農道や水路の保全)は集落全体でやるものですから、個人プレーは通用しません。そういう事が元々集落や町の連携を作ってるのですね。
パパ~あんまり難しい事言うと、このおちゃらけブログが爆発しちゃうわよ~!
ギャハハーッ!!
そうだね。一時間以上の講義をまとめるなんて無理だよね。
ただ、私が思うのは祭りを「伝統の保全」とか難しい事を考え過ぎないで、本来の「皆で大人の最高の遊び」を楽しんでみては…って事なんです。
原点はそれなんですからね。
昔は「乱交」なんてあったみたいですけど、さすがに今の時代にそれは大っぴらに出来ませんけどね。でも…男女の出会いの部分は、とても大切だと思うんです。
未来へ続く希望は、次の命の誕生なくしてはあり得ないのですからね。
パパ、そんな事言ってもしかして「赤ちゃん」出来たの?
ハハハ、何言ってんだよ~!
「妹」が出来たのさー!(子沢山なチャールズ一家❤)
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