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七尾市の大工。大工道具も材料も、雨の日でも濡らさない、軽トラキャンもどきを自作してみました~!なんだか移動販売車みたいだけど、よく見たらやっぱりそれにしか見え……( ゚Д゚)ええ!?

また変な車を造ってしまいました……(前のもかなり変な車でしたが)

能登の七尾で雪が降る季節って、リフォームの仕事は ほぼ無いので

私は意を決して、2025年の、1月分から3月にかけて色々と「バージョンアップ」してみようとあがいてみたんですね。

で、そのひとつがこの軽トラ改造だったんです。

 

「ふた?」「折り上げドア?」は、左右とも片手で僅かな力で手前に引きながら持ち上げると‥

折り畳まれながらエアーダンパーの力で勝手に持ち上がって開きます。

自動車のリヤゲートと似たような感じですね。(おかげで、私の家の狭い車庫内でも楽に開閉出来ます。)

閉める時も、自動車のリヤゲートみたいに閉め始めは力が少し要りますけど、途中から吸い込まれるように閉まります。

 

更に引き出しが3つ組み込まれてあり、大き目の工具や、ビスケースなどが収納されています。こちらの手前からだけでなく、向こうの反対側からも引き出せます。

 

安全対策として、両方向出し入れ対応のスライドレールが取り付けられているので、抜けて外れる事はありません。

 

約2ヶ月かかって造られたこの「私の相棒」は、既に1年を超える期間 私を支えてくれています。まー我ながら自分は天才ではないかしら?とその頃は勘違いしていたんですけど──

この車を見るほとんどの顔見知りの(口の悪い)建築関係者はこう言いましたね。

 

「へ~?白井さん?(ぷぷっ…)どんたくのとくし丸(移動販売車)造ったん?」って。笑いを堪えながら。

たまにお客様にも同じ事言われます。だからこう返すんです。

「ええ、今日は活きが良いお魚、積んでますよ~」って。

 

で、この変な車の何がすごいのか?説明します(鼻息)!

この車の自慢は構造用合板が、横から積み下ろし出来る事ですね。もちろんプラスターボードも。

これって、ほら、あの500万円もする職人の憧れのハイエースやキャラバンでも出来ない積み方なんですよね~(鼻息)!!

 

(まあ…空の軽トラなら普通に出来ますが)

 

床材も楽々積めます。

雨の日でも、濡らすことを全く恐れずに 現場が狭くて材料を置くスペースが無くても、ここが仮の倉庫になります!

私の様に細かい現場をお客様から頂いて、なんとか一人でやり繰りしている大工にとっては、少しの建材や木材を業者の方に運んでもらうのは忍びないので、こうやって自分で運ぶことも多いのですね。

だからこの様に「積めちゃう」って事が、非常に助かる訳です。

 

さて、もう賢明な貴兄の皆様にはもう既にいくつかの疑問をお持ちかと思いますが……

その1  【この変な軽トラは車検は通るのか?】

その2  【こんなんでおまわりさんに怒られないのか?】

その3  【そもそもこれって軽トラの荷台から落っこちないのか?】

その4  【オレも造りたい。どうやったんだ?】(いないか?)

 では、説明してみます。

 

 

こうやって、「キャンピングシェル」ならぬ「大工シェル」は、ローリングタワー的に荷台から持ち上げて軽トラから外せますから、車検する時は「普通の軽トラ」なんですね。

つまり普段も大き目な「変な荷物」を積んでるだけですから、おまわりさんにも問題ないんですね~(たぶん…)。

 

「軽トラの荷台から落ちないのか?」なんですけど、この「大工シェル」の車体への固定のやり方は、前の方はバッタリをロックする金具に、ターンバックルで固定しています。

そもそもこの「大工シェル」がその金具(左右にある)の間にずっぽりと挟まっているので、横揺れはしません。

後ろ側は…

 

ターンバックル2本で斜め下に引っ張る形です。

バッタリの丁番?の芯棒が入るパイプに金具を取り付けて引っ張っています。

 

そのターンバックルが緩まないように、常に締まる方向に回転させるための小さなターンバックルを追加してありまして、2つの大切なターンバックルに常時テンションを掛け続けていますから、緩む事は無いんですね(怖いので点検しながら使ってますが…)。

 

大工シェル本体はもちろん、「左右の折り上げドア」も能登里山海道を、時速80kmで走行してもびくともしない事も説明します。

 

汎用品の「外開き窓用ロックハンドル」で、

(こちらの商品は右用と左用があります。)

折り上げドアの折り畳み箇所の少し下辺りをロックしています。

折り上げドアの一番下にも固定金具が2つあります。

 

この金具(頭をぶつけると痛いので、ゴム板をテープで巻いてあります…)が、本体側の──

 

かんぬきみたいな金物にしっかりと治まって、3つの引き出しが何らかの拍子で開いてしまう事を防いでいます。

ま、どっちかと言うと「折り上げドア」の表面に貼ってある「幌シート」が走行風で「バタバタ」いうのを止めるのが大変でした。

 

【私は上記の商品を半分に切って(2.35×1.0m)左右に使っています。(ん?こんなに値段が高い?倍になっている( ゚Д゚)!)】

沢山のビスで幌を止めたり樹脂の水道管パイプで風上側をバタつかせない様にするのがけっこう難儀だったかも…(汗)。

 

 後ろは簡単なゴムロープで大丈夫です。

 

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屋根にも物が積めます。柱や垂木、小舞下地、7尺の脚立、更に体重55㎏の私がこの上に乗っても全く大丈夫です。

 

構造的には40×30㎜の垂木で骨組みを造り(大体3尺ピッチに)、空いている空間に30㎜厚のスタイロフォームを入れ、シリコンコーキングを接着剤にして両面を」4㎜ベニヤ板でサンドイッチ。

それをFRPで固めただけですけど、凄い丈夫です。私はこの下の動画を見て、勉強させてもらいました。

 

https://youtu.be/7v9K7DLadWM?si=qJxO4sKyLimoF8Sd

https://youtu.be/UM1QyKZxDhY?si=2uW6jsvMbqkipnwl

「軽トラキャンを自作する動画」って、本当にYouTube開くと沢山あるんですけど、この夫婦の動画が何となく気に入ってよく見ました(笑)。

何が良いってね~私は最初、勘違いしてたんです。

てっきり工作好きな関西弁まる出しの、ごっつい旦那さんが半ば強引に口数の少ない大人しい奥さんも巻き込んで「軽トラキャン」を造ってるんだと思ってたんですが‥

実はその大人しそうな奥さんの方が「2人でキャンピングカーでどっか行きたいよね」ってとこから、このストーリーは始まっているんですよね。

この旦那さん、工作のプロでもないんですよ。

色々拙いところもあるんですけど、一生懸命に奥さんの願いをかなえるために限られた予算の中で悪戦苦闘しているんです。

もうなんかね、自分の好きな女の犯した罪なら自ら被って手錠をかけられる事もいとわないくらいの関西の漢の臭い?がプンプンしているんです。

いいですね。愛ですよね。

 

私の妻はね「3人の子供達もみんな家から巣立って行ったから、私は実家のお母さんと暮らしたいからこの家から出ていく」って、去年出ていきました。私も「貴女の人生なんだから、あなたの思うようにすればいい。それは親孝行でもあるから良いんじゃないかな。」って、言ったんですけどね。

(なんだか全く真逆の夫婦って感じですかね‥(・_・;))

 

3年くらい前は7人で住んでいた我が家に、この五月連休は たった1人(と、でかい亀1匹)でブログを書いているというわけです(笑)。(息子たちはこの連休は元嫁さんの実家で、(お姉さん夫婦の)いとこ達とも会っているようです。勿論それでいいんですけどね。)

 

あー!思い出しました。(ブログ書いているんだった…)

 

この「大工シェル」の制作の中で、難しかったのが、「折り上げドア」を上げ下げするダンパーでした。

縮んでいる時の長さと、伸びきった時の長さの関係性から、最適な長さの商品を選ばないといけないのと、更に何ニュートンの圧力を選ぶのか?「折り上げドア」の重量は、FRP樹脂を表裏に3回くらい塗ったら、それなりに重くて結局…

「長さは500㎜  圧力は500ニュートン」のステンレス製を選びました。

Amazonでは見つけられず、国内メーカーでは高すぎて買えず、

あの中国の大手通販サイト「アリエクスプレス」から買いました。

 

 

この商品だったかもう購入履歴が残ってなくて、分からないのですけど…(確か1本5000円くらいだったと思ったんですけどね…)

 

長さと、圧力 (外径ってわけの解らない表記になってますが…)、まあ…それにしても大したもんです。これだけのラインナップを揃えているのはさすが中国ですね。500ニュートンって、50kgの力です。私の体重で、なんとか真っ直ぐに乗れば縮んでくれるくらいの圧力を持ってましたね。(ホントは壊すかもしれないのでしてはいけない行為ですが…)

 

両サイドの取付金具の指定。こんな事まで選べるんです。私は下から2番目を選び更に…

 

万が一を考えて、追加で上記の商品(確か軸の直径8㎜?)を2セット追加購入しました。

 

ダンパー下側の取り付け金具と…

ダンパー上部の取り付け金具です。

実は最初「まあ~付属の金具でもいいかな?」って、しばらく写真とは違うのを使ってたのですけど、変な音がするようになって、よくよく見たら変形してました(汗)。

予備に買った取り付け金具に交換してからは、問題なく現在に至ります。(エル字に折り曲げた金物というのはやはり弱いんですね…)

 

 

因みに、「雨どいが屋根後端についています」けど、冬に雪を屋根に乗せたままでバックで車庫に入れると、溶けた雪で車庫の奥がびしょびしょになるので、雨どいからホースを延ばして車体の下を通って 前の方まで水を持って来て、出入口シャッターの近くに排水出来る様にしてあります(これもよく「車に雨どい付いとる~!」って笑われるので...)。

 

それにしても、能登の震災があってから色んな事が変わりました。

(ここから先は独り言です…)

今までお仕事を頂いていた設計士の山本さんが、莫大な新築の図面作成追われ、リフォームの現場を管理出来なくなり

私はだんだん直接お客様と契約をし、仕事をさせて頂く形になっていきました。

足場屋さん、基礎屋さん、板金屋さん、瓦屋さん、電気屋さん、設備屋さん、クロス屋さん、壁屋さん、ゴミ処分業者さん、すべての業者さんが忙しすぎてすぐにはなかなか来てもらえない…と、言うか絶対に来てもらえない業種もありますよね。

それなのに、なぜかお仕事の依頼はお客様がお客様を紹介して頂ける感じで奇跡的に仕事は続いている状態で、感謝しかありません。

ま~なんだかんだと、業者さんにもぎりぎり助けて貰えてるんですけどね(笑)。

 

今はとにかく住めるようにさえなればいい…という事なので、私がクロス工事をしたり、塗り壁や基礎工事をしたり、少しだけの瓦屋さんをしたりしてこなしています。

見積書に請求書や領収書。これまで手書きでしたけど、慣れないパソコンでなんとか書けるようになりました(笑)。図面も無料の図面ソフトの「jw cad」でお客様と打ち合わせ出来るレベルのものを書けるようになりました。(軽トラの改造の合間に動画とか見て勉強しました。)

いろんな書類の印刷はセブンイレブンのネットプリントを活用しています。

だけど若い大工さんたちは、とっくにそれらをこなしていたって言うんですから、自分は甘えてたなと今さらですけど感じています(笑)。

 

そう言えば「大工キャン?」の箱自体もそこそこの重さになったら、軽トラの後輪がシャコタンになっちゃいました(笑)。後輪の板バネを1枚足さなきゃ駄目だねって、七尾市の石田自動車さんにアドバイスを頂き、左右1枚ずつ足して貰いました。

それとタイヤも高負荷対応なものに交換して貰いました。「それにしても白井さん、あんたホント積みすぎだよ~」って社長さんに言われながら(笑)。

 

 

天井からチェーンブロックで浮かせて、底にFRP塗りました。 

 

サンドイッチ工法。シリコンコーキングを接着剤に4mmベニヤ板を両面に張りました。意外と丈夫。 

 

真冬のFRP作業には、有機溶剤対応マスクは必須です。

それと作業場の温度を上げるために、ファンヒーター2台も必須でした。

作業場を完全に締め切り、すきまも無いように詰め物もしました。なにしろ温度が上がらないとFRPが固まってくれないのと、作業者の私が爺さんなので寒くて仕事にならなかったので(笑)。

 

まあ…作業場でマスク外したらFRPのシンナー臭で頭がくらくらしましたね~。

 

【この写真は三男が「変なおっさんが居る~!」って、大笑いしながら撮影してくれました(笑)。】

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