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スバルエクシーガの暗いHIDライトをハロゲンライトユニットに換えて、プロジェクタータイプLEDライトを装着したら明るくなりましたよ~щ(゜▽゜щ)!

私の嫁さんと10年前に買った「スバル エクシーガ」。

買った当初から嫁さんに

「高いヘッドライトなのに、なんで暗いの?」

って、メーカーの代わりに私が10年間も責められてましたけど ようやく重い腰を上げたって話です(´Д`)。

 

この車を買った時、私達夫婦は明るいヘッドライトが欲しくて「ハロゲンライト」仕様車より高価な「HIDライト」仕様車を選びました。

HIDライトは15年前くらいから急速に普及。別名「キセノンライト」とか「ディスチャージヘッドライト」と、呼ばれてます。

それまで主流だった「ハロゲンライト」の3倍の光量を持つと言われた「HID」でしたが

何故か明るいとは思えませんでした。

で、HIDライトが「暗いやないかボケ~щ(゜▽゜щ)!」ってのはスバルエクシーガだけでは無く、色んなメーカー、車種で言われている事です。

特別に珍しい話ではありません。

本来ハロゲンライトの3倍の光量を持つHIDなのに、ネットを覗くと「HIDライトって思ってたより明るくないですよね?」的なお話は山のようにあり、あまりにも奥が深い話でもあります。

これまで長らく活躍してきた「ハロゲンライト」。

15年くらい前から急速に普及してきた次世代の「HIDライト」。

最近性能も普及率も急上昇中の、最新式な「LEDライト」。

家庭用電球が「白熱電球」から「蛍光灯」になって「LED照明」になってきましたけど、それと同じような流れが自動車業界にも当てはまっているんですね。

HIDライトはつまり「蛍光灯」です。

自動車のバッテリー12Vを「直流から交流に変換」して、「2万ボルトに昇圧」してライトバルブ内で放電発光させているんです。

で、はっきり言って「HIDライト」は難しいです。

部品点数が多く、明るくするために消費電力を上げるキットに交換するにしてもかなりお金がかかるし、数万ボルトの高電圧な機器は危険でもあり、なかなか私のような素人には手に負えない代物なんです。

私はHIDを諦め、簡単で部品点数の少なく、たった12ボルトでも駆動してくれる「LEDヘッドライトバルブ」を使い、明るいヘッドライトを目指す事に決めました。

で、私はAmazonを徘徊し、HIDライトの電装のままで使えるカプラーオンのLEDライトを探して購入したのですが‥

 

結論を言えば、この商品は「簡単に取り付けできました」が、大失敗でした。

数万ボルト交流に変換された電源でも問題無く発光するLEDバルブはとても簡単で、まさに夢のようなキットでしたが‥

「あんた?このライトって妙に眩しいけど、全然照らしている先は明るくないわよ。」

「それにハイビーム、ロービームの切り替えしても、殆ど変化ないやん。」

 

どうやら我が家のエクシーガとは、相性が悪かったのでした。

 

スバル エクシーガのHIDライトはD2Rタイプ。1つのライトバルブでハイビームもロービームを担当し、リフレクター(反射板)で前方を照射します。

この商品の名誉回復の為に言いますが、これがD2Lタイプ‥目ん玉ギョロリなプロジェクタータイプへの取り付けなら最高だったのでしょう‥(商品説明文には両方兼用となってましたが)

 

実際、ネットの動画やレビュー等で暗かったプロジェクターライトにこの商品をボルトオンして光量アップしたよ!って話は幾つもあります。

プロジェクターライトはスポットライト的に照らすので、対向車を眩惑させないライトとしても、車検を間違いなく通過させるライトとしても最適な選択だと思います。

実際、新発売されている新車の中でも、ロービームをプロジェクターライトにしている車がそれなりにあるのが、その証拠みたいな気がします。

数年前から自動車の車検は、ロービームライトでの検査になっていますから、車検の為、対向車の為、世界の平和の為に、私もロービームに真剣に向き合う事を大切にしようと考えました。

車検ではカットオフライン、エルボー点があるか?最低光度が6400hカンデラあるか?発光色が白なのか?を専用機器等で測定します。

【ヘッドライトのカットオフラインとエルボー点】

たかがヘッドライトの交換‥

だけれども、車検に対応しなければ大変な話です。純正のHIDライトなのに、新車から数年で光量が足りなくて検査落ちになる車‥

爆光LEDライトに換装しているんだけど、配光が崩れてて車検が通らないライトの車もそこそこ ありますよという話も聞きます。

「車検対応」と書いてあってさえも今回のような商品で外れくじを引く訳で‥

もう、失敗は許されないんですっ!

(嫁さんに殺されますっщ(゜▽゜щ)!)

私はロービームライトを、カットオフラインが完璧に出る「プロジェクタータイプ」のライトにする事にしました。

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と、言ってもエクシーガのヘッドライトはマルチリフレクター(ライト後部のお椀みたいな反射板で、光を配光する)しかありません。

オプションでも、プロジェクターは存在しません。

しかし、解決策を見つけました。

中国のメーカーはさすがです。

彼等は既に先進的でチャレンジャーな商品を産み出していたんですねぇ~。

 

この商品をハロゲンライトのユニットに取り付けたら、ロービームはプロジェクターレンズ越しにビーム光線の如く照射し、

ハイビームはマルチリフレクターの反射板を使ってのワイド照射+ロービーム照射になります(これが素晴らしい!)。

因みに我が家のエクシーガに、このアイデア商品を取り付けた処‥

(これはヘッドライト照射前の画像)

【上の画像がロービーム照射中。ヘッドライトが明るいので、安物のスマホのカメラが勝手に露光を下げて何だか真っ暗闇な写真になってますが、実際人間の目には1枚目の画像に2枚目をプラスした様に見えます】

【こちらがハイビーム照射中。遠くの小屋もハッキリ照らして、更にロービームも同時点灯なので手前も明るい】

この場に立ち会わせた嫁さんも

「うん、全然前のライトと違う!ロービームはロービームだし、ハイビームがちゃんとしたハイビームやん!」

と、当たり前の事を力説してました。

で、ここからが本題ですね。

我が家のエクシーガ君のHIDライトユニットには、今紹介した「プロジェクタータイプLEDバルブ」は装着出来ません。

ライトユニットを「HIDライトユニット」から、「ハロゲンライトユニット」に換装外科手術するしか無いのです。

ヤフーオークションで、スバルエクシーガの「ハロゲンライトユニット」を購入しました。

電球取り付け下部とリフレクター周りが、HIDの物とは全く違う造りです。

これをエクシーガに移植手術みたいに取り付けたら、ハロゲンバルブとLEDバルブならば、好きな商品を取り付け放題щ(゜▽゜щ)!将来有望~❤️

数日前からネットを駆使して「ヘッドライトの交換」をイメージトレーニング、前日からバンパーとヘッドライトの取り外しを予行演習してからの本番当日。

プラスチックリベットを抜いてバンパーを外して、更にHIDヘッドライトユニットを外します。

プラスチックリベットは経年劣化と冬の寒さで何本も折れちゃいました。

メーカー専用品でなくても直径10mm.8mm.6mm.5mmの4種類の太さの物があると、エクシーガの場合は間に合いました。(カーショップで買うより、Amazonのが工具も付いてて安すぎだった‥凄い残念!)

10mmのソケットレンチで3ヶ所のボルトを外します。取り敢えず上のボルトから‥

更に正面のボルトと‥

側面のボルト。あとはプラスチックのリベットを外せば‥

(ここはフックで引っ掛かってます。マイナスドライバー等で外します。)

ライトが外れて裏のカプラーが見えます。

ヘッドライト電源カプラーとオートレベライザーのカプラーはロックレバーを押しながら引き抜きます。

ウインカーとポジションライトは左回転すると外れます。

HIDのライトハーネスはハロゲンライトのそれとは全く違います。

HIDの交流変換器に入る前の12Vの電線が、なんと4本線だったのですっщ(゜▽゜щ)ナンデ!?

ハロゲンライトコネクターは3本線ですから、その4本線から必要な3本をチョイスして、12Vのハロゲンライト用ハーネスを作らなければなりません。

高価なテスター持って無くても、かなり安価な検電器でも大活躍です。

運転席でライトオン(ロービーム)して、電気のくるカプラー内の端子、ハイビームで電気のくる端子を検電器で探します。(持ち手内のライトが光って教えてくれます)

 

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カプラーに、マジックで「ロービーム」「ハイビーム」「アース(黒線)」って書いて

試しにハロゲンライトを直接カプラーで繋いで、点灯チェック。運転席からロービーム、ハイビームと操作してサングラス掛けた目の玉で確認。

因みにハロゲンライトカプラーの極性は、ネットの情報から知りました(´Д`)。

 

(慣れた人なら4つも要らないのですけど、私はテスト用にも使ったりしたので4つセットのを買いました(´д`|||))

この挿し込み口から見て、右がアースで

上がロービーム。左奥がハイビームの電気の通り道です。

ここまで確認出来たら勝ったも同然。

ホームセンターで買ってきた「3個口カプラー」で、新しいカップルをくっ付けてあげます。

左側がヘッドライト側の3個口カプラー。

右側が車体側から12Vを供給していた4個口カプラーを途中からカットした君。

彼等にそれぞれ端子を圧着して(一応半田付けもしました)

 

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(直接、半田付けでも良いのですけど、万が一の事を考えてカプラー接続にしました。)

右側の4個口カプラーの黒線1本はアースの余りです。(HIDはハイロー切り替えを電球への通電切り替えではなく、

電球と反射カバーとの位置を電磁的に移動させて行っているのでアースが1本多かったのですね)

仮にヘッドライトに組み込んだ「LEDバルブ」に通電確認。ハイ、ローの点灯確認をしたら‥

(くどいですがサングラス、必須です!)

3個口カプラー?(オートレベライザーのカプラー)を、光軸調整横のソケットに差し込みます。

(まぁ、ここしか差すとこ無いから見たら分かるんですけどね。)

外してあったポジションランプと、ウインカーランプソケットも突っ込んで右回しでロックします。

右側(運転席側)も同様にコネクター取り替えて、プロジェクタータイプLEDを組み込んだ「ハロゲンライトユニット」装着。

良く見ると可愛い「プロジェクターレンズ」が見えます(´Д`)(笑)。

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ロービーム照射中。対面で、全く眩しくありません。

ハイビーム照射中。画像では分かるはずも無いですが、かなり眩しいです。

(勿論、ハイビーム照射時はハイビームインジケーターが青く点灯します。これは車検を通過するには必要な項目で、勿論我が家のエクシーガもこの後無事に車検をパスしました。)

それにしても、無事に完成出来て良かった‥

ネットの莫大な情報量に感謝ですね。

それとたまたまエクシーガのハロゲンライトユニットをオークションに出してくれてた群馬県の親切で優しい方にも感謝です。

年末の雪降る大晦日にヘッドライトの入った大きな箱を届けてくれた宅配便の若いお兄ちゃんにも‥

そして何より

10年間も私に「ヘッドライト暗くない?」って言い続けた我が妻には

もう、いいだろ?って

私は つぶやきたいのですけどね‥

【追伸】

後日、嫁さんからロービームが下過ぎる!と、お叱りを受けました。

かと言って光軸調整をいじるとハイビームが空を照らす感じになったので、LEDライトの台座金具上部に2.8mmのキリで穴を開け、3mmのネジを入れて2mm程度プロジェクターライトを上向き調整してOKを頂きましたとさ‥щ(゜▽゜щ)(冷汗)!

【おまけの追記】

因みにそのプロジェクターで照射する先を「調整するネジ」が最初から組み込まれているのが下の商品です。

 

「ヘッドライトの球根」なんて、怪しげな日本語が並び踊る商品ですが‥ちゃんとした商品でした。

私の仕事で使うスバルサンバートラックに取り付けた所、あまりの明るさにこれまでのハロゲンライトって何だったのщ(゜▽゜щ)!?

でしたね。

スバルサンバートラックはハロゲンライトなので、このプロジェクターLEDライトに交換するのは簡単と言えば簡単!

ですけど、少々の加工と照射角度調整は必要です。(ヘッドライト本体の光軸調整ではありません。)

 

他のメーカーの軽トラはどうなっているのか知りませんが、ライトを固定するスプリング?バネが1本タイプな為に台座と干渉してしまい、一部をサンダーで削らなければ取り付けが出来なかったんですね~(´д`|||)。

ライト台座上部にネジがあるのが分かりますか?この小さなネジが、このプロジェクターライトのロービームの照射位置を微妙に上下調整するのに役に立つんですね。

台座がアルミ製で厚みがあり、尚且つ凸凹が干渉するため、固定スプリングが上手くはめられないんですね。

(普通車の固定スプリングなら2本タイプですから、加工なしで取り付けは出来ました(エクシーガの場合)。)

ではついでに、最初からライトの交換をするならどうなるか?を説明してみます。

サンバートラックの場合は、運転席(もしくは助手席)の足元にヘッドライトがあるので、まず最初の保護カバー外したりするのも狭くて手が入らなくてなかなか大変ですが‥(´д`|||)

ヘッドライトのカプラーも両サイドを押さえながら抜かないと抜けない構造なので注意です。

で、ハロゲンライトを外し

サンダーで削ったプロジェクターLEDライトをはめ込んで

冷却ファンをねじ込んで、

外してあったライトのカプラーをつないで

何だかごちゃごちゃになった電線(ハーネス)をタイラップで適当に固定したら

取り敢えず完成щ(゜▽゜щ)!

それまでヘッドライトを保護していたカバー類は取り付けられませんが、(冷却ファンと干渉するため)問題ないでしょう。ハハハ。

ヘッドライト内部にプロジェクターライトが見えます。

ライトオン(ロービーム)で、対向車を眩惑させない(真ん中より下半分しか照射していない)のが分かります。

これがプロジェクターライトの強みですね。

これまでの自動車ライトの主流だったハロゲンライトに「LEDライト電球」を入れただけだと

配光が悪くて対向車に「お前のライト、眩しいやないけ~щ(゜▽゜щ)!」ってパッシングされる可能性大ですから。(エクシーガで経験済み)

 

で、ロービームの調整ですけど

先ほど、せっかく付けた冷却ファンを一旦外して、長いドライバーで調整ネジをねじ込むと、ライト台座が浮く事で下向きから少しずつ上向きになります。

これはハイビーム照射中ですが、この時にこのライトはロービームも同時に点灯するタイプなので、それらの光が別れずに何となくひとつになる位置まで調整ネジをねじ込むんですね。(サンバートラックもエクシーガの場合明らかに2つの光が別れていました。)

ライトの前にシャッターか、壁とかがあれば分かります。2mmくらいネジの頭を出す感じでgoodでした。

で、それだけロービームを上げても大丈夫なのか?実際、大丈夫でした。

対向車よりも先行車のお尻にロービームが照射される時に良く分かるのですけど、カットオフラインがくっきり見えるので先行車のサイドバックミラーよりかなり低い位置を照らしているのが確認出来ました。

バンパーは照らしているけど、その上は照らしてないのですね。

これでハイビーム照射時‥

遠くを照らしてる光とロービームの間に照らしてない真っ暗な道路を見ないですむようになった訳で、嫁さんの怒りも収まりました。

つまり、ヘッドライト裏にある光軸調整はいじってはいけませんでした。

ヘッドライトのリフレクターの角度を上下させてもこのプロジェクターライトのロービームには何の影響も与えませんからね。

ハイビームのみ、リフレクターを使う配光になるので少し考えれば当たり前の話なのですけど‥

私は何も考えずに最初、光軸調整をいじってしまって、ハイビームで

「道路よりも夜空を照らしてしまった」

おバカさんなのでした‥щ(゜▽゜щ)(おバカ冷汗)!

 

【※使用画像について】

以下のサイトより貴重な画像、情報をお借り致しましたm(__)m。

https://www.fcl-hid.com/blog/staffroom/led_d2d40325

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