今日も世界中のどこかで、大工さんが元気にプラスターボードを張っているんだぜ~っ!

プラスターボードってね、石膏ボードの事だゼーット!
長さが約2メートルで、幅は約1メートル!
重量は、1枚で約10㎏もあるんだゼーット!

新築なら、何百枚も張るんだよ~!けっこう大変なんだゼーット!

と‥、言う事でねっ!
昔はそのプラスターボードを、電動ドライバー使って、ビス留めしてたんだよ~っ!
ボード1枚に、だいたい50本の「ビス」を締めこむから、
仮に300枚のプラスターボードを張るのなら 15000本ものビスを締めなくちゃならないんだ~ゼ~ット!

「ボードを専門に張る職人」さんっているんだけど、
口に沢山のビスを含ませて
それを器用に1本ずつ左手に吐き出して
右手の電動ドライバーで、
「ビュッビュッビュッ!」って、スーパーマッハなスピードで締めこむんだけどね~

そんな器用な事、このオレなんかに出来るわけ無いだろ〜っ!!
なぁ、さやかよぉ!?
(わ、分かったって‥)
オレが使うのは‥
テクニックよりも、やっぱり「最先端のマシーン」なんだゼーット!

「その名も“マジンガーエアービス打ち機Z”だぁ~っ!!」
ビスを自動で供給して、強力なエアーでそれを回転させながら ぶち込んでいく「スーパーウェポン」だゼーット!!

マジンガー(マガジン)にロールビスをパイルダーオンしたら、
トリガーを引くだけだっ!
たった1秒でビスを打ち込むんだぜ~っ!


ファイト!ファイト!コウジ!
頑張れ、頑張れ、コ・ウ・ジ!

ああっ!
この兜コウジ様にメカを扱わせたら百人力だっ!
こいつで1000枚でも2000枚でも、やっつけてやるぜ~つ!

オレは無敵だぁ~っ!!

「ぬぐぅ‥
なんだか頭の悪そうなやつが調子こいてるんじゃねぇか?」

おっしゃる通りでございます。
「マジンガービス打ち機Z」なるものを手に入れてから、あやつは完全に正義の味方かヒーローになってる様です。

気に入らねぇなぁ‥
「マジンガービス打ち機Z 」をやっつける方法は無いのか!?
ああん!? アシュラ男爵!

はい‥それならば、大きな弱点がございます。
実は「ビス打ちZ」が新品なうちは殆ど無敵なのですが‥
どんどん使い込むうちに
「マジンガービス打ち機Z」は
ヘドロが出てくる様に、なってくるのでございます‥

「 ヘ、ヘドロだとぉ‥? 」

「連射だ 連射だ 連射~っ!」

「プシュッ!プシュッ!プシュッ!」

「バヒュッ!バヒュッ!バヒューッ!」
「ワハハハ~ッ!オレは無敵だ~っ!!」
「あれ‥?」

なんだこれ‥
マジンガーから、オイルみたいなのが漏れだしてくるようになってきたなぁ‥

エアーの排気口が真っ黒なオイルまみれだ‥

ウェットティッシュをテープで巻き付けてても、こんなに真っ黒になってるじゃねぇか!?
何なんだ‥!?
こんなんじゃ‥

せっかく張ったプラスターボードがオイルで汚れて、クロス屋さんに「おバカちーん!」って、怒られちゃうじゃねぁかぁ〜!!
それにこんなの、お客さんに見られたら‥
「大工さん?何だか石膏ボードが黒く汚れてるんですけど?どうしてくれるんですか?」
って、オレの大工人生まで終わっちまうじゃねぇか~!

コウジ‥?
困った時は「ググれば!?」
なんでしょ?

はうっ‥❤ そうだったな‥
分からない事は調べればいいんだ‥
見えなかったものは、角度を変えてみたら
とても嬉しいものが見えるんだったよな‥❤

おい‥!
そう言えば、兜コウジが
「エアービス打ち機 オイル汚れ」
ってGoogleで検索したら、あっさり解決するんじゃねぇのか?

それは大丈夫!
さっき そのワードで検索してみたが、解決策をアップしたエントリーは無かった!
みんな困っているんだけど、漏れてきたオイルを拭きながらガマンして作業しているようだ。

「フフフ‥それは愉快だな。ククッ!
仕事しながら現場をオイルでベタベタに汚しているってのは
世界の平和を守るために戦っているんだー!
って、ほざいているくせに、
実は東京のビルディングを 片っ端からぶっ壊していたのね~!ってのと、同じ事だからな~!?」

「マジンガービス打ち機Z 」‥
お前と戦えば無敵だと思ってたけど‥
気が付いたら東京の街がめちゃめちゃになってるじゃねぇか‥

確かに敵は倒した‥
だけど現場はメチャメチャ‥
しかもGoogleで検索しても、解決策が出てこないなんて‥
どうすりゃいいんだ?
エアーコンプレッサーからの圧縮空気が、ビス打ち機Zのタービンを回した後‥
その空気は急激な気圧低下で結露をおこす‥
そのマシーンの中で発生した大量の水が‥
使用前に注入しているタービンオイルと混ざって
ドロドロな「ヘドロ」になって排気口から漏れてくる‥

作業前のオイル注入は、絶対必要!
マシーンの中で、圧縮空気がタービンを回せば空気の温度低下からの結露は自然の摂理だから、防ぎようが無い!
メーカーは、新型マシーンには「オイル吸着マフラー」ってのを新しく付けているみたいだけど
オレのマシーンは旧型マジンガーだから、そんなものは無い‥

「それなら新しいマジンガーを買えばいいのよ‥ 古いのなんか捨てちゃってさぁ‥」

ちょっと、あんた簡単に言わないで!
マジンガーが1台、幾らすると思ってんのよ!?
バカ言わないで‥ あっ‥

「おっ、おい、さやか大丈夫か!?」
(だって‥古いマジンガーじゃダメだって言われたら悔しくて‥)
「そんな事あるもんか!45年前のマジンガーだって、絶対に地球の平和を守れるんだって!!」


「くそっ! この兜コウジ様をなめるなよ!マジンガーはオレの分身だ‥」
すぐに直してやるゼーット!!

マジンガーの排気口カバーの、4本のネジをゆるめる!

それを外したら‥

排気口カバーは、簡単に外れる‥

「な、なんだ!?」

き、汚いヘドロみたいなオイルが、たっぷりとくっ付いているじゃないかぁ〜っщ(゜▽゜щ)!!

「ぎゃっ!
ひゃ~っ‥ これは酷いなぁ‥
大さじ1杯くらいのヘドロがへばり付いてるんじゃねぇか!?
これじゃ、汚いヘドロが漏れてくる訳だぜ‥」

「パーツクリーナー」と、「使い捨てウエス」を使って掃除すれば‥

ジュババババーッ!!

マジンガーから、オイルの「ヘドロ」が面白いように 落ちてきたゼーット!
(ゴム、プラスチック部品にも使えて、逆さ噴射の出来る商品をお選び下さ~い(´Д`)❤)

「さやか、見てみろ!凄い量のヘドロが出てきたぞ!
もうすっかり綺麗に掃除出来たから、大丈夫だよ!
古いマジンガーだって、まだまだ戦えるんだよっ!」

(わあ‥ 本当に綺麗になったわね‥ ピカピカピカチュウだよね‥)

ああ‥ピカピカピカチュウだ!
だけど、パーツクリーナーは強力だから、気をつけて使わないと逆にマシーン内部のゴムパッキンなんかをダメにするかもなんだよな!
(見える範囲のヘドロ落としに徹したら良いと思うぜ!)

光子力研究所だって、ピカピカしてるぜ!

ホバーパイルダーもピカピカピカチュウじゃねぇか!

マシーンの不具合は、整備が不足してるだけだったんだ‥

オレのマジンガー‥ ゴメンよ
また一緒に戦ってくれるか!

「マジンガービス打ち機ゼーット!!」



(古くても、不具合があっても‥
使う人の愛があれば、意外になんとかなっちゃったというお話を、45年ぶりに復活する「マジンガーZ」に重ねてみました~щ(゜▽゜щ)❤)
更にこのネタは、七尾市のイケメン大工さん「麻生大工さん」に、教えて頂きましたよ~(´Д`)!

「なになに?こんなのでもブログネタになるの白井さん?
今度はもっと凄いの教えてあげるよ~ん❤(岡田准一そっくりな麻生大工さんより)」
と、言う事でマシーンは定期的に、分解掃除しましょう~!っていうお話でしたぁщ(゜▽゜щ)。

「おしまいっ❤」
【※使用画像について】
日本中の大工さんブログより、ボードビス打ちの作業例として引用させて頂きましたm(__)m。スミマセン!
岡田准一さん (麻生大工さんが似ているので、使用させて頂きましたm(__)m)
以下Wikipediaより、引用させて頂きました。




おしま~いщ(゜▽゜щ)!