石川県の能登半島。
能登島を浮かべる「七尾湾」の写真です。
穏やかな天気ですけど、冬のまっただ中ですので 気温は低かったです。
早朝の桟橋は、「薄~い氷」が張ってましたね。
(足を滑らせたら冷たい「七尾湾」にドッボーン!!ですね~щ(゜▽゜щ)ギャハッ!)
なぜ、私が「桟橋」に立ったのか?
(しかも朝も暗い6時半から立ってたんです。)
「あ~、散歩してたら…オシッコがしたくなって「桟橋」から立ちションしたのね?」
なんて、優しいお声が聞こえてきましたが…
(根っからの臆病者の私に、周囲の目もある桟橋で〇〇〇をベロンと出すなんて大それた事は、出来るハズがありません!)
そうでした。「冬眠」のお話でした(´Д`)。
我が家の2匹の「カメ」の、クウちゃんとさくらちゃんは12月の頭には「冬眠」に入ってます。
覗いてみますと…
おろ?全然眠っていません。
生意気に「甲羅干し」などしてました。
私が近付きますと 口をパクパクして寄って来ました。
「あら?お腹が空いてるのかしら?」
これは大変と、エサを少しあげてみました。
さくらはエサに見向きもせず「甲羅干し」を続行。クウちゃは、大きなアクビを(水中で)しただけで目をつむってしまいました。
やっぱり「冬眠」してるんですね~(´Д`)ッタクモウー!
それにしても!
冬眠って、凄いですよね。
つくづく命の進化って、いうのか知恵っていうのか…
で、先に出てきた桟橋の「いけす」には、能登地方名産の「ナマコ」さんがいます。
細かい網で出来た「いけす」の中に沢山。
タモですくうと
「ナマコ」。
高級珍味の部類ですよね?私は好きではありませんが、お正月にむけての数日に七尾湾から沢山の「ナマコ」さんが全国に発送されるんですって。
で、実はそのお仕事されている会社の社長さんから…
「大工さん、あんたナマコのアルバイトしてくれないか!?」
って、頼まれたんです。
(その社長さんって、ついこの前に「新築の倉庫」を建てさせて頂いたお客様です~щ(゜▽゜щ)!)
「あ…私、大工ですから海の事は殆ど初心者なんですけど…お役に立てますか?」
「大丈夫!大丈夫!それじゃ決まりね!」
と、私は急遽「ナマコ」のアルバイトをする事になりました。
胸まであるマリン用のカッパを着て、もちろん長靴を履いて…
「よしっ!やるか!!」
「いけす」の中のナマコさんをタモですくって~
大きなタルに20キロ位詰めて~
それを6つも台車に乗せて、工場まで押して運んで~を、何回もして~
「ゼーゼーって、大汗かいたぜ!」
次は平均年齢還暦の10人のベテラン職人さんに混じって袋詰め!
ビニール袋に例えば500グラムになるように2~3匹のナマコを詰めたら
海の沖からパイプラインで引っ張っている「海水」を入れて
袋がパンパンになるように口を塞いで、機械で「ガッチャン!!」って、綴じるんですね。
これを永遠に続けます。
(ナマコがなくなる前にまた「イケス」からあげて来ます。)
冬の海水は冷たいです!
ナマコを海からあげる仕事はけっこう重たいです!
ナマコの合計を500グラムとか、1キロになるように袋詰めするのはなかなか難しいんです!
しかもかなりのスピードを要求されます~!
あせると、ビニール袋が機械とのわずかの接触で穴が開いてやり直しっ!!
氷を使いまくるので、とにかく寒い~(*`Д´)ノ!!!
金沢や名古屋に運ぶため、トラックの運転手さんが決まった時間に来ますので、休憩は無いです~(´Д`)!
(トイレに行くだけの休憩はあります。)
お昼ご飯を食べたらすぐ仕事!
それを朝の6時から、夕方7時頃まで~!
正直、くじけましたけど…
なんとか約束の5日間勤めあげました(´Д`)。
(実際は、サザエやもずくとかのお仕事も挟みながらですので…
勤めている「おっちゃん」や「おばちゃん」の集中力と体力に驚くしかありませんね~щ(゜▽゜щ)キャ~ヤメテ~ッ!)
まぁ、それでも少しはお役に立てたようで…
「おうっ!大工さん、新年は4日からなっ!!」
って、宮〇のおっちゃんに笑いながら言われましたけど、作り笑いで応えるしか出来ませんでした(ノ´∀`*)。
まぁ…どうせお仕事が無くて「冬眠」してた私でしたから…
お役に立てて良かったんですけどね~(´Д`)。
冬眠
それは冬を越すために得た、生き残るための生物の進化。
大工さんの場合の「冬眠」は、長引くと「生き残るため」に別の職種に転身する事がある。
(ウィキペディイャンより引用)
はてなブログ「ネコづくし」tarojiroko http://bunbunmaru.hatenablog.com/entry/2015/12/30/181138より引用させて頂きました(ノ´∀`*)。