ある日、義理の母が 茶の間でポツリと突然とんでもないことを 呟きました。
「皆で“立山”に登りたいねぇ‥」
「えっ!?」と、長男が驚いて 三男は「え?どこに行くって?」っていう顔をしました。
私の妻は
「いいね〜!行こう行こう、皆でぇ〜щ(゜▽゜щ)!」
と、無責任に はしゃぎ
(皆って‥ お義母さんと お姉さん夫婦家族と、うちの家族合わせて‥ 子供6人と、大人5人の合計11人って事‥?)
と、さらに圧倒的に無責任な私は
テーブルの端で、ただボケ〜っと、想像だけをしていたのでした。
【義母】それじゃ‥立山で一泊二日で、のんびりしたいけど‥
お盆の前くらいに、あんたらって お休み取られるの?
「取られる取る取る!絶対に取るっ!」
隆之さんも大丈夫?
「この旦那ならいつでも大丈夫!早速、お姉ちゃんに段取りしてもらおっ!」
と、いう訳で‥
早速、“私の妻のお姉さん”が、小旅行の段取りする事になりました。
立山は、富山県(妻の出身地)のシンボル的な山で、
古来より“信仰の山”として崇められてきた山です。
(かつては「女人禁制」の山だったので、密かに入山して“大木”にされてしまった女僧侶の伝説(美女平)もあります。)
今現在は“立派な観光地”となった立山のふもとには、「立山あるぺん村」っていう大きなドライブインがあって‥
そこから立山の山頂一歩手前の「室堂」まで、一気に有料道路をかけ上がる「大型バス」が何台も発車しています。(マイカーは、自然保護のために 通行が出来ません)
この「バス」は完全に直行なので、もう1つの「ケーブルカー」に乗るコースとは違って乗り換えが必要無いし、時期によっては何時間にもなる「ケーブルカー」の待ち時間に 翻弄される事が無いのが魅力なのですね。
(ケーブルカーも、待ち時間の無い時期なら‥とても魅力的だと思いますケドね〜щ(゜▽゜щ)❤)
「あるぺん村」から、朝8時発のバスに乗り‥
山頂近くの「室堂バスターミナル」に、9時半到着。
その「室堂バスターミナル」から立山の山頂を目指せば、
途中の「一の越」までが、歩いて約一時間‥
(一の越にある、公衆トイレ。思いやり募金100円が必要。)
更に、写真に見える岩だらけの断崖のような山道を上がれば‥
約1時間くらいで「雄山」の神社がある山頂3,003メートルにたどり着ける。
が、果たして11人のメンバーの中で、何人が最高峰の「雄山」頂上にチャレンジ出来るかщ(゜▽゜щ)!?
妻の母は、少し膝に痛みを持っているので、恐らく「雄山」までは無理。(私の妻もおデブなので、恐らく‥)
更に考えれば‥
登山を予定した当日が「雨」で、 全く登山が出来ない事になるかもしれないという、恐ろしい話も!
そこで賢い義姉は、いかなる天候になっても楽しめる
スペシャルなアイデアを準備していたのですщ(゜▽゜щ)❤
それは
「室堂」からバスで5分程下った所にある‥
「立山高原ホテル」という、なかなか素敵ななホテルを予約してくれてた事ですね!
建物が新しくて綺麗だから‥
と、いう理由もありますが、
もう1つ、このホテルの建っている場所が良いんですね!
万が一、天候が悪くて山頂への登山ルートが怪しくても
ここのホテルから皆で「カッパ」を着て‥
「室堂」までの歩道を、山の草花を見ながらゆっくり登るコースがあるので、それなりに楽しめるというアイデアが ここのホテルを選んだ理由になっているのです〜っщ(゜▽゜щ)❤
観光バスだと、たった5分で移動出来る距離でも
人間が散策しながらだと
1時間は楽にかかってしまうらしいですね。
さて‥
立山散策では もしかして、こんな可愛い「オコジョ」ちゃんが ひょっこり顔を見せてくれるかもしれない!
立山名物「雷鳥」ちゃんも、ウロウロしている可能性もあるっ!
そして、この綺麗なホテルで美味しいご飯と お風呂を満喫するのも楽しみっ!
いや、逆にカップヌードルを標高3,000メートルで、ズルズルとすするのもありだろうщ(゜▽゜щ)!
だけど唯一、バス料金がこんなに高くなるのかと‥
本当に驚きましたね〜(´д`|||)!
当日の日帰りバスなら往復で6,000円(室堂での滞在時間6時間が楽しめる)の、バス料金なのに、
一泊二日だと、片道料金×2になるんですね。
すると、片道料金は5,000円にもなるので‥
往復では1人につき1万円もの“バス料金”が、かかってしまう〜щ(゜▽゜щ)!
今回は11人もいるから、バス料金だけで11万円もする〜! ぎゃ〜щ(゜▽゜щ)!!
(まっ、遊ぶって事はお金がかかるんです!ブログを書くのと同じ事なんです!!と、自分に言い聞かせる‥)
2,018年 8月 11日 朝5時00分 石川県七尾市を出発〜!
途中、コンビニで朝ごはんを買ったり トイレ休憩したりで‥
「立山あるぺん村」には、バス発車の30分前になんとか到着。
ここの駐車場でお義母さん、お義姉さん家族と合流。
ちょっと小雨降る中‥
満面の笑みの次男も
(我が家の長男を大好きな)お義姉さんとこの、末っ子長男も
大型バスからの景色が
雨、雨、雨‥ で、寂しくなって
爆睡モードになってました。
終点「室堂」まであと5分の途中地点の「天狗平」に、予約通りに途中下車をして‥
今晩宿泊する、「立山高原ホテル」さんに荷物を預かってもらいに‥
ついでに雨ガッパに、お着替え!
まさに予定通り〜щ(゜▽゜щ)ってか!?
でも、なんで今日に限って雨降る?
昨日は青空だったよね?
今日のお天気さんって本当におバカさんなの?
次のバスを待つと、50分後だというので‥やっぱり室堂までの山道を歩く事にしました。
お義姉さん曰く、少しずつ天気は良くなるハズ‥
って、もうさっきから雨やんでるやん‥ と、お義兄さん。
「脱いじゃえ脱いじゃえ〜!」って、皆でカッパを脱いで
はぁ〜!やっと体が軽くなったよぉ〜(笑)!
写真を撮ったり、お菓子食べたり‥
意外に遠かった「室堂」でした‥(´д`|||)。
はぁ‥ やっと到着したわね‥と、義母さん。
かなり疲れた様子‥ で、この「室堂」で、昼食お昼休みを取る事にしました。
この日は「山の日」なので、特別に催しがありました。
だけど私達は、この会場から階段を降りて‥
「立ち食いおそば」のあるお店へ
私は「かき揚げそば」を食べました〜щ(゜▽゜щ)❤
「わたしゃ、この辺をぶらぶら散策しとるから あんたらだけで“一の越”まで登りっしゃい!」と、義母は笑いました。
もう、足がくたくたになっちゃったんですねぇ‥(´д`|||)。
まぁ、この周りには「ミクリガ池」って立山が噴火した時に出来たカルデラ湖があったり、雷鳥がグァグァと歩いてたりするから退屈はしないとの事。
それでは、「一の越」までの約一時間‥楽しむぞぉ〜щ(゜▽゜щ)❤
珍しい草花‥ は、こうやって見られるんですけど‥
もう、この標高だと“杉”とか普通の樹木はどこにも生えてないですね。ハイマツとか、チングルマとか‥背の低い木しか生きていけないらしいです。
まだ雪も所々に残っている〜щ(゜▽゜щ)❤
で、いつものうっかり八兵衛キャラの次男が急に「トイレがしたい!」と言い出し‥
せっかく登ってきた山を、途中まで降りる事になりました(´д`|||)。
私も次男について行くしか無いので
皆から、はぐれる事に‥
ここでトイレのお礼を兼ねて、小さいお菓子を買って‥
二人でボリボリ食べながら、皆に追い付くために“はや歩き〜”!
だけど‥
先に行った皆に追い付くために、二人して頑張って登ってはみるものの‥
元気に下山してくる小学生に「こんにちは〜щ(゜▽゜щ)!」って、言われているのに
「こ、こんにちわぁ〜ゼェゼェ‥」って、返すのがやっとの自分‥
あれ?
空気が薄いから‥? ゼェゼェ
こんなに 体力が無いのかしら‥(´д`|||)?
それとも、もう歳だからゼェゼェ言ってるのかしら‥?
「や〜い、運動音痴〜!」と、この前まで言ってた次男に
私は全く追い付く事が出来ませんでしたね‥(´д`|||)。
やっと‥ 待っていてくれてた、皆と合流‥щ(゜▽゜щ)❤
で、一の越に、なんとか到着‥
ついでに“一の越山荘”の中を探検してみる。
約40年近く前、私の小学校の5、6年生の皆でこの山荘に泊まった記憶がよみがえるかしらと‥
ここの食堂で、早めに晩御飯を食べて‥
早朝3時過ぎに起きて、御来光を見るために「雄山」頂上に
リュック背負って懐中電灯1つ持って上がったんだっけなぁ‥
(真っ赤なスポーツシューズを買って貰った記憶はあるんだけどなぁ‥)
なんとか「一の越」まで登ってきたけど、もう動けないメンバー達。
ここから先の「雄山」頂上に挑めるのは、お義兄さんと、その小学3年生の長男 そして‥我が家の中学3年生の長男と、小学3年生の三男の合計4人のみ。
(お義兄さん、本当にありがとうございました〜щ(゜▽゜щ)❤)
そんなこんなで、「室堂バスターミナル」まで下山して‥
今度はバスで、「立山高原ホテル」まで5分のドライブ
お風呂に入って、晩御飯を頂き‥
雲海に沈む夕陽が綺麗だからと、レストランのマネージャーに言われて
宿泊客みんなで、食事の途中なのにゾロゾロとスリッパのまま夕陽を拝みに行って‥
また、飲み直して‥
夜になったら「木星」が見えるからと、天体望遠鏡を覗かせてもらったり‥
立山の自然を守る会?の、おじさまの1時間程の講演会があったりと‥
かなり熱血サービスなホテルだなと、感心もしましたね。
朝食は、バイキングで思い思いのメニューを楽しみ
ホテルを出て
バスで「室堂」まで上がったら‥
ゆっくり周辺を散策する事に。
ミクリガ池周辺を散策していたら、「雷鳥」の親子も散歩してて
なかなか可愛かったですねщ(゜▽゜щ)❤
アイスクリームをお義兄さんにおごってもらい‥
焼きたての「五平もち」をほお張り‥
おデブな我が妻は、「地ビール」に舌鼓〜щ(゜▽゜щ)❤
と、楽しかった一泊二日の「立山登山」は
あっと言う間に、終わっちゃったのでした‥
が‥、
実は知らないうちに大変な事が起きていたんですね〜щ(゜▽゜щ)!!
立山登山の数日前に「丸坊主」にしてしまっていた我が息子達!
なのに、帽子も被らずに標高3,000メートルの雲の上の世界でウロウロしていたものだから〜!
頭皮が日焼け‥と、いうより火傷をしてました!!
メープルシロップみたいな汁が、頭皮のあちらこちらからこぼれだし‥
やがてかさぶたになって‥
とても可哀想な目に合わせてしまいました‥(´д`|||)。
立山登山の教訓~!
登山するなら、帽子をかぶり
日焼け止めクリーム等の対策を取る事〜щ(゜▽゜щ)!!
以上、終わります‥(´д`|||)。
【※使用画像について】
立山あるぺん村公式ページより、引用紹介させて頂きましたm(__)m。
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